高齢化社会が進み、私たちの生活の基盤自体が根底から変わらなければならないような時代がいよいよ到来したという感じも強まっている昨今ですが、悪いことに、単なる「高齢化」というだけではなく、「少子高齢化」という日本の現状を考えると、かつてのように、子どもたちのだれかが親の面倒を見るということがどの家庭でも可能という時代では少なくともなくなってしまっているというのが、現在日本が直面している深刻な問題です。
しかし、そういう時代だからこそ、これまでにはなかった新たなサービスも次から次へと登場しているのも、まあこれはある程度理にかなった話しと言えるかもしれません。また、新しいサービスだけではなく、既存の老人向けサービスが、新たなサービスを加えて非常に機能性が充実してきているという側面もあります。
新しいサービスといえば、その典型であるのが、「サービス付き高齢者向け住宅」があります。そして近年高い機能性をともなってきた印象もある既存のサービスを代表するのが、「有料老人ホーム」ということになるでしょう。
あまりこういう方面の話しに詳しくない方だと、「サービス付き高齢者向け住宅」も「有料老人ホーム」もそれほど大差はないだろうと考えるケースが多いようですが、結論から言えば、これらふたつのサービスはまったく似ても似つかないサービスであると言わなければなりません。ですから、これらのサービスを利用したいと考える人は、あらかじめそれぞれについての理解を深めておく必要があると言えるでしょう。
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